今日の行刑            司法省行刑局



  −刑事司法の使命
  この世の暗い蔭である犯罪は年々増加の一途を池つ
                                 ■l■ヽ●
 て居る.之に依つて脅かされる杜曾秩▲樺、専はれる民
 衆の生命財産を緋拝し併簸せんがために第一線に凄る
 司法替察は犯罪を捜査し、犯人を検挙し、之を受けて
 検事局は捻来し虚前の要ありと認むる者に封しては訴
 を桟起する.裁判節はこの訴を審理究明して判決を宜
 合するのであるが、弗の有罪の判決が確卑して犯人に
 科せられた刑罰を執行するのが行刑の住持であつて、
         つ小▲■ど
 刊秒析は之を掌つて居る.かくして替察、稔事局よ
 b許されて農る者、裁判所忙放て刑の執行を静態せら
 れたる者、刑技研を中途にして又は満期の上にて繹故
                           山t
 せられた者を引受け支援扶持して特米再び過を累ぬる
 ことなからしむる名の施鼓として司法保種園健があ
 る●
  以上各種の組織が互に相侍り相助けて犯人を埼正曹
 革し、挿木の犯罪衆生を態防せんとする.之が如ち刑
 事司汝の使命である.刑罰の執念として古来首ひふる
 されて居るやうに、犯人に封して應報的に苦痛を輿へ
 犯罪の淵に近付かしめぬやうにするl面の存すること
 は勿論であるが、現時に放てはそれ忙加へて犯罪原鴇
 の多種多様なる中に祀曾施設の映陥より犯罪を生む場
 合も秒くない鮎に窪み、此の犯人を責め懲らすことの
 みでなく、却つて犯人を保硬軟化して軽生せしむるこ
 とが犯罪の撲滅と甥防の上に大なる役割を有つて居る
 といふことも看過し得ない一面となつて凍て居る.さ
 れば刑事司法の使命は単なる懲悪といふことよりは人
 の心の浮化作用を司つて居るとも見得るのである.
   〓 行刑の目的
  行刑の目的は前並の如く裁判と保建との間に介凄し
 て刑罰を執行するに轟るのであつて、之を換官すれば
       し●I、●
 珂捗朗の高い埠壁に依つて犯人の逃糞を防ぐことの
 外に他と厳重に速断して犯人を祀曾から捕撫する軒に
 載る.而して刑罰の執行上犯人に弊役を料し、l南動

 昇の捕紳を鼓吹し、教化のせ几級を収めて他日統合徒好
 の療に就職の便宜を待しむると共忙、他面作業の収益
 に依つて出来る眠り本人を収容維持するための国家絃
 甘へを償却せしめて、囲民負婚の輪減をはかること忙し労
 力を沸つて居るのである.人何叉信仰を待たる人h若くは
 有徳の士を選んで軟諏の事に常らしむると鶉に、一般
                         ‘ん一‘ん
 利払野職】員にも夫々身を以て犯人の軟化速書に努めし
 め、彼此相侯つて之が反省改竣を促し、健全なる固艮
 の班に任するに至る造の境地を築き上げんことを期し
 て居るのが今日の行刑の艮の姿なのである.

   ≡ 刑務所の類別
  規定に依れば刑抄桝は先づ刑罰の鹿斯井の他の鮎上
 り懲役監、焚鋼監、拘留場及拘筒監の四つに顆別せら
 れる.こ1に拘置監といふのは被耗者、刑事被骨人等
 の罪香未確走者を収容する設備である.独との以外に
−耶金科料に虚せられ之を先約することの出水ない者を
 官直して昇抄に服せしむる労役場といふものも附乾さ
 れて居る.
  之等の基本的薪別に基き、更に刑務朗により別箇の
 姦が行はれて居る.例へば犯罪者の刑期の長短に依
 り或は犯救に依り之を分淋拘焚して居るが、これは大
 稚同篭同捜度の者を集楽して鹿追した方が軟化上絆又
 件菜上適切であり伺宜であるからである.叉性別に依
 り男監と女監とに萌別せられ、更に年齢に依り未成年
 青むち少年と成年者とを分界し、他方之等と老年青む
 分別収容して居る.韓虎には風儀や紀律を顕正に鰊持
 する必要から男女の分瞞が設けられ、少年行刑に於て
 は普洩教育や濁音、軍事の訓練を誅する必聾があり、老
 年者には労役を綬和し老を養はしむるの趣意が加味さ
 れて居るのである.或は叉思想氾受刑者とか不具者、病
 者の如きを別異に集禁する場合もあるが、宰は共の宜
 しきに従ひ、虚過の党費を期し、改過遽書の甘を挙げ
 んが鳥の取扱に外ならない.今以上の頼別につき‡例
 を挙げれば、東京の如きは拘費監としては東京拘確析
                      l▲一ん
 があり、長期受刑者のための小菅刑抄析、累犯者のた
 めの府中刑済朗、初犯者のための隻多摩刑抄所、少年
 受刑者中特に襲質異常者を収容する八王子少年刑済朗
 等に狗禁上の囁分が行はれて居るが、地方刑妨朗に於
 ては同一刑務所内に以上の如き分捕を設けて居るのと
−般として居る.

  四 刑務敬具、収容者故に行刑預算
 ・今日′司法省管下の刑持研は本所四十三、少年刑抄析
 九、立坪首唱、合計首五十六簡朗に及んで居るが、之
 に配置されたる刑務職員は級数九千飴名であつて、刑
 移朗の長たる輿獄、輿接補を始めとし看守長、看守に
 至る外、作業枚師枚手、敢海師、教師、保健技師技手、
 各喝託月、助手等も配属され居るのである.
  攻に全図刑抄斯に於ける収容者敷は日々伯入があり
 −党しないが、昭和十二年七月末日現在にて約五嵩四
 千五官人に達して居り、港の内刑の執行を受けて居る
 析謂受刑者は約五萬四首人で港の大部分を占め、刑の
 未確定な被購者、刑事被骨人が約三千六盲人、港の他
 界役場官紀者が約五官人といふ状態忙なつて居る.又
 之を男女の性別から云へば男約五草二千六首人、女約
 九盲人である.
 是等の収容者を拘禁するために固家の支出する経
 窄むち刑叛費は昭和十→年度壌算に従へば→千人首
 七十六苫四千四官故郷であつて、之を計算の便宜上昭
 和十一年に放ける一日平均収容人月五甫七千四常態人
 を以て験すれば、→人骨の刑碧へは年三青二十六桝故
 に上つて屠る.同席は犯罪に依つて精潮Yに牌叉物質
 的に多くの絹宰を斉つた上に、更に刑肇進も負推せ
 ねばならぬわけであつて、犯罪報防の一事は囲家の手
 持であると同時に河鹿の看過し待ない王要な安放なの

 である.
   五 累進虚邁
 昭和九年一月より‡施せられた累進鹿追の制度は健
 か忙我が行刑史上一新生面を拓いたものと育つて退官
 でない.此の制度は受刑者の人格を本位とし、自由む
 輿ふる範囲を横大して共の生活内容を山水るだけ統合
 の曹際忙紀似せしめんとすることに考慮を沸つて居
 る.即ち本人の発奮努力の稗度に徒つて順次階級を進
                      lつ′Iく
 め、それに應じて車信、接見、書籍の開演、日用品の
 自稗等に特典を輿へ、最上級者に至つては蓬動放枝や
 郊外集輿散歩が辣せられ、構内制限慌域の猫歩が許さ
 れ、盾虜に確錠せられないとか、普洩衣故に粛件の作
菓衣が輿へられるとか、各種の便通條件が添加され
 て、故に批曾生活に封する適應性を訓練するのである
 が、畢尭それは刑期の満了を倹たずして保持放の恩典
 に浴せしめて祀曾復好の‡を挙げしめんことを期する
 にある.か1る累進制‡施の結果は受刑者各自の自伽
 力と反省力を頓に喚起し、速令反則の如き懲罰事犯も
 著しく‥減少しつ1あるのである.

  六 億坪数

   t・11・・■ll
 柳モ行刑終局の使命は受刑者の改過魂者を促し、曹
 良なる国民として再び杜曾に復蹄せしむるに在る.さ
 れば受刑者にして反省改悟の苛拳がり最や良民の既に
 任せしむるも竃も懸念なしと認めらる1場合に於て
 も、伶革の瞞離拘禁を績頼するは必ずしも食事の策で
          ▼ヽ ヽ
 はない.故に慣樺放の制度を設けて行刑有終の芙を残
 さしめんと†るのである.射ち受刑者が刑期の三分の
一といふ慣樺放條件期間を無事に経過し、刑務研に放
 て快乗客査の結糸此の恩典に浴せしめ得ることを認め
 たるときは、直ちに司法大臣に具申して拷の決裁を粧、
 刑期満了前に偲りに持放するのであつて、本人に於て
 之を取渦さる1が如き不都合の析璃なく壌刑期尚を経
 過†れば、常然刑期の全部を勤め経つたものと見傲さ
 れるのである.
  此の慣繹放者の敷は年々増加の海勢にあり、昭和十一
 年に放ては五千三宮飴人に達して居る.殊に昭和十二
 年女邪事蟹の起るに及び、受刑者中にも東員召集を受
 くる者相次ぐに至つたので、慣樺放の條件具はり心身
 共に軍に用ひて滴昔と認めらる1者に封しては速急に
 仮繹放が許可せられ、帝国軍人として柊の本分を轟す
 の横倉を輿へられたが、彼等は何れも皇恩の沸大衆連
 なるに感激感泣し、逸る者も逸らる1青も虜に渓を催

さしむる≠天談の数々を確して弟奪征途に上つたのであ
 つて、刑政の道川上少なからぬ意轟があつたのである.

  七 行刑の賓際
 刊捗研は刑罰の執行を任務とする.されば行刑の‡
唐に放ては飽く進も刑罰の厳粛性を確保しなければな
らないが、他面受刑者を指導軟化して自費的に改過遽
曹の域に達せしめて和合生活への適格性をつくり、再
犯防止の方朱を講じなければならぬ.かるが故に受刑
者に対しては瞞耕作川の充音を期し坪内の規律を鰊拝
すると共に、港の健朕を保持し、徳性を満委し又頓美
的訓練を施して極力良民としての杜曾復好の‡を畢ヾ
 るやう之を廃退して行かねばならぬのである.以下行
 刑の各分課に従つて詑明を加へょうと息ふ.
   (イ) 戒 諌
 ▲刑抄斯に於ける保安警察作用を戒▲護と稀する.▲即ち
 破綻の任放とするところは収容者を宋仝に瞞搬して之
 と刑抄桝忙拘澄し統合の駿寧をはかると共に、坪内の
 秩序と紀律とを絆持して彼等の合法的批曾生活に封す
 る構紳訓練に資しょうとするにある.
 されば入所より伯研に至るまで常に牧▲客者の身逮に
 あつて・一間の日‥風の日、■葺夜の別なく、外には挑〜走を誉め

 −円には自役を防ぎ、暴行犯別に傭へて策の替域と保逢
                                しん,●’
 とに▲任じなければなら鞄のであつて、まことに辛労多
 く且つ煩雑困難な仕事と云はなければならね.殊に収
 容者は性情気質各、千態甫様であつて、其の虚浦萌昭寸
 時の油断も許されね状態であるに拘らず、然も之に四
 六時中直接して其の軟善感化をはからねばならねとさ
 れて居るから、球護の任やまことに激職といふべきで
 ある.
    ハロ) 作 業
             一_くねん
  刑折節の作業は逐年額展を途げ架り、共の牧人の如
                    ●小
 きも漸次増加の状態にあるから、鵜ては作業収益を以
 て牧容費を償ふに足る時期も到来するであらう.然し
 ながら刑扮研の作業は営利を目的に鮭脅されて居る民
 間の企発とは全く共の趣を異にし、何鹿進も収容者
 の軟化故事を終局の目的として営まれて居るものであ
 つて、牧森の如きは共の反射的結果に過ぎない.今日
 刑務節に取入れて居る作業の種顆は仝固で約育種に及
            ひと【
 んで居るが、之は偏に作糞訓練に依り各人に生薬を
 輿へ出朗後自給の途を得しむる意圏に外ならぬのであ
 る.徒つて骨組一般の菜種が多く採用されることにな
 る.而して受刑者に件菜を株するには本人の職巣や希

 望む・参考とし、心理鹿丁者の適性考査の結果をも参蔚し
 て之を定めることとなつて居るが、作業の指導忙乱て
 は専門の畢識経験ある者又は作業経営に熱遽せる者の
 中から作業技師や技手を選任して之に宮らしめて居
 る.而して作業の結果に封しては柊の成壌に應じて作
 業賞輿金を給興し、彼等がやがて繹放せぺれた場合に
 之を資本として通常な職に就く一助と為して屠るので
 あ」る●
  刑務所に於ては労働力を多分に動員し得ることと、
 加工費の比較的低廉なる結弟として虜、民業塑迫の批
 弊政宰を受ける.されば刑抄桝の作東は寄ら官鹿公衝
 の需要品の製作に力を注ぎ、小商工業者の販路に進出
 することを努めて避けて居る.然し民業黙迫の隼にの
 み脅えて受刑者終発の生業に適する職業訓練を忽にし
 得ないから、この鮎に就ては司法部内の需要に鹿ずる
 を主とし、他は注文に依る場合を利用tて作業の訓練
 に驚して居るのである.
    (ハ) 教 化
  牧容者の徳性を揃養せんがために軟海師故に教師む
 帝き、全般的の組集教海の外、親しく各人と接絹して個
 性の故事向上を固り、他面普独尊科の教習と行ひ、少

   ▲▼lく
  柳モ行刑終局の使命は受刑者の改過遽者を促し、曹
 良なる国民として再び吐合に復辟せしむるに在る.さ
 れば受刑者にして反省改悟の背挙がり敢や良民の班に
 任せしむるも竃も懸念なしと認めらる1場合に於て
 も、伶寒の瞞離拘禁を績繊するは必ずしも故事の策で
           ●ヽ ヽ
 はない.故に侭樺放の制度を設けて行刑有終の菜を残
 さしめんと†るのである.如ち受刑者が刑期の三分の
 −といふ保持放條件期間を無事に経過し、刑移析に於
 て快乗客査の結兇此の恩典に浴せしめ得ることを認め
 たるときは、直ちに司法大臣に具申して柊の決裁む経、
 刑期満了前忙偲りに樺放するのであつて、本人に於て
 之を取渦さる1が如き不都合の析馬なく竣刑期湖を経
 過すれば、常然刑期の全部を勤め経つたものと見倣さ
 れるのである.
  此の慣樺放者の教は年々増加の壌勢にあり、昭和十一
 年に放ては五千三宮飴人に達して居る.殊に昭和十二
 年支那事撃の起るに及び、受刑者中にも充貝召集を受
 くる者相次ぐに室つたので、慣繹放の條件具はり心身
 共に軍に用ひて滴▲首と認めらる1者に対しては速急に
 偲樺放が許可せられ、帝国軍人として拷の本分を轟す
 の横合を輿へられたが、彼等は何れも皇恩の洪大舞連
 なるに感激感泣し、洩る青も逸らる1青も虜に浜を催


 さしむる心天談の数々を現して弟奪征▲逢に上つたのであ
 つて、刑政の運用上少なからね意轟があつたのである.

   七 行刑の賓際
  刑扮研は刑罰の執行を任務とする.されば行刑の‡
 血称に放て娃飽く進も刑罰の舵頼性を確保しなければな
 らないが、他面受刑者を指導軟化して自発的に改過遽
 曹の域に達せしめて統合生活への適格性をつくり、再
 犯防止の方策を講じなければならね.かるが故に受刑
 者に対しては瞞離作用の充賓を期し所内の規律を鰊持■
 すると共に、港の健雄を保持し、徳性を満善し又械巣
 的訓練を施して極力良民としての批曾復好の‡を牟ヾ
 るやう之を鹿追して行かねばならぬのである.以下行
 刑の各分課に従つて詑明を加へょうと息ふ.
    (イ) 戎 譲
  刑按析に於ける保安警察作用を域建と稀する.如ち
 戎姓旺の任抄とするところは収容者を完全に瞞搬して之
 と刑拷研に拘檻し統合の駄寧をはかると共に、節内の
 秩序と紀律とを絆持して彼等の合法的杜曾生活に封す
 る精神訓練に資しょうとするにある.
  されば入所より出析に至るまで常に収容者の身逮に
 あつて・南の日鼠の日、婁夜の別なく、外には逃走を響め
 一円には自役を防ぎ、暴行犯別に傭へて‖耳の替戎と保護
                                し.レ一◆・’
 とに任じなければなち拍のであつて、まことに辛労多
 く且つ煩雑困難な仕事と云はなければならね.殊に収
 容者は性情気質各、千態高様であつて、共の虚蛸南昭寸
 時の油断も許されめ状態であるに拘らず、然も之に四
 六時中直接して其の教書感化をはからねばならめとさ
 れて居るから、域護の任やまことに激職といふべきで
 ある.
    ハロ) 作 仙斉
            一_くねん
  刑蹄析の作業は逐年窄展を遼げ来り、共の牧人の如
                     ●山
 きも漸次増加の状態にあるから、鶴ては作業収益を以
 て収容費を償ふに足る時期も到来するであらう.然し
 ながら刑務研の作菜は営利を目的に綻脅されて居る民
 間の企業とは全く共の趣を異にし、何鹿進も収容者
 の軟化故事を格局の目的として営まれて居るものであ
 つて、牧纂の如きは共の反射的結典に過ぎない.今日
 刑秒研に取入れて居る作業の種類は全図で約育種に及
           ひと、
 んで居るが、之は偏に作業訓練に依り各人に生薬と
 輿へ出朗後自活の途を符しむる意備に外ならねのであ
 る.従つて骨組一般の菜種が多く採用されることにな
 る.而して受刑者に作業を辣するには本人の職業や希

                                                              ▲
 望む参考とし、心理畢者の適性考査の結果をも参酌し
 て之む定めることとなつて居るが、作業の指導に乱て
 は専門の畢識経験ある者又は作柴経営に熟達せる者の
 中から作業技師や技手を選任して之に宮らしめて居
 る.而して作業の結果に封しては柊の成壌に應じて作
 業賞輿金を給輿し、彼等がやがて樺放せぺれた場合に
 之を資本として通常な職に就く一助と為して居るので
 あ」る●
  刑蹄桝に於ては労働力を多分に動員し得ることと、
 加工費の比較的低廉なる結共として虜、民業整迫の批
 姥攻宰を受ける.されば刑抄桝の作業は寄ら官鹿公衝
 の帝要品の製作に力を注ぎ、小商工仙業者の販路に進出
 することを努めて避けて居る.然し民栄転迫の隼にの
 み脅えて受刑者格衆の生薬に適する職菜訓練を忽忙し
 得ないから、この鮎に就ては司法部内の需要に鹿ずる
 を主とし、他は注文に依る場合を利用tて作業の訓練
 に箕してH盾るのである.
    (ハ) 教 化
  牧容者の徳性を浦菱せんがために軟海師故に教師を
 帝き、全般的の絶集軟海の外、L現しく各人と接絹して個
 性の故事向上む固り、他面普洩塵丁科の教習を行ひ、少

 牢に裁つては撃絆揆の指導下に軍蓑横蓋して
 屠も.弗の偶数化何の者特報話の珂を毒せしめ、時
・時董巾くは棋米川映壬、又は背音符、タヂオを軌梵
 璃取せしめ、諸種の山和金持忙は講演曾を催して軍人、
 名士等の構演と川謂ふ等掃紳的軟化にl野めつ1あるので
 ある.
 刑一掃析忙絶ては特に敬神窮租姓に填補思想む作興追
 善せんが延「遠秤研を設]置して柁挿せしめ、又四姦
 式日には如帯革預、閑散.故に式日歌を合唱せしめ、且朗
 長棉め載施師等忙依り熊帝なる訓話を行ひ、皇組建増
              小ん一ばい
・の大乗、鼻崇の御任意を感何せしむる等堵憎精神の■認
 鞄た潔からしむるととに寄ら努力を注いで居る.され
 ば収容者も紀時著しく国民的自覚を高め、身の現状を
 自賛反省すると共に、「俺も日本人だJとの信念を強
 b、殊に支那事畢の」噂るに及んでは熱烈なる愛団の▲情
 を扱照し或は軍帝作羊に、或は国防献金虹、銃後の赤誠
 た法撼なく教拝して膚るのであつて、港の持紳軟化上
 に稗集すも鹿甚だ多く鹿把喜びに堪へないのである.
    (土) 】儒 鹿
 ・収容者の保健衛生忙裁ては格別の注意が沸はれ、孝
 ▲拷宅、柄合の学名し、‥保健蓬叩、技チ軍配置し七

 収容者の健康診断は南より疾痢の治療に事を統かない
 だけの飼‡を轟へ、叉食費・の如きも研先の雑費が少瀕
 であるめ忙拘らす最高度の・葺量を保持する楼充分留
 意されて]居るのである.更に積極的に午前中後の二何
 に亙り休憩時む利用して収容者を戸外に導き河横行
 趨、軍歌合唱、国民鴇操等と埴食加へて−日光搭と新辞
 なる大気の呼吸汝忙・韓尊鵜動等を行はしめ、努めて健
 昧の保持増進、照位の向上、宗の掘作に汝撼なきと
 期しつ1あるのであ・る●

  八 措 措
                   小−小い
  以上行刑の使命畠容と忙裁て港の.梗概姦明した
 のであるが、研箆行刑は刑事司法の−東として人心の
 浮化、犯罪の防止に依つて閑寂治安の純持と閑民生清
 の樽千を周らんとする忙在る.さりながらそれは閲兵
・の充分なる協力と支援なしには到底析期の審牧む
 ろことは出来ない.されば故に斉しく同氏に射し七此
 の行刑の使命と耗の真箕とk】鹿の閲心と理解とを寄
 せられ閑寂刑政の藁に寄輿せられんことと切望する
 研以である.