第四七号(昭一二・九・八)
皇軍中支を衝く 陸軍省新聞班
迅雷の攻撃続く 海軍省海軍軍事普及部
事変を繞る列国の動き 外務省情報部
第七十二回帝国議会に於ける国務大臣の演説
近衛内閣総理大臣演説
広田外務大臣演説
賀屋大蔵大臣演説
最近公布の法令 内閣官房総務課
事攣を繰る列飼の動き
外ふ冴省情報都
丸支事項発生以凍之を積る列珂の態度を見るに、先づ明白に観取された寄畑、列国は何れも第−に
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迂潤に事件に捲き込まれ空いを苧♪事、第〓に‡件の速かなる解決を希望して居る事、孝三に革賓
▲Yつ甘ん
決の為に斡旋出裸るものならば斡旋したいと学芸勅で為つて勿論朝沢がましい態度に出た囲は一
けん九・† くhんLん
っも無い。併し事襲の展開につれて列固は何れも其の支那に持つて居る横島の保牲の著粥心を
示して凍た。今之を固別ほ記述しよう. .
−英 国
英国は事礎の最初から相曹注意深く見守つて水た.七月十九日の下院でイーデソ外相は「事件は8
てl†ん
東南畢の何れからも挑戦したものではない.併し♯態は重大で参るから、各同政府とも相互に通報し
たと乙ろ、米彿南開政府よりは、何れも関心を待つて居る事及和平解決を希望する旨の同答が参つた0
●だ
ょって我が政府より解決は雨音事同に委ねるべきで第三珂の干渉は相互に面白くないが、事礎解決に
何尊か我等第三何のカが役立つ事が参れば音んでなすべきではないかと亨♪意味のものを粗赦して壇
が甘ん
い陀」と述べて居る。併し事担が北支より中支上海に展開ずるや、英周は俄然関心の庇を托めて雑
た。終に最並に至り所謂上海中立化尭を提案した成な状態で、乙れは去る八月十四日在来末代理大使
てつんhい
ドツタ氏から申入れて水たもので参つて、邦の骨子とずると乙ろは (イ)臼支南開軍隊の撤退 (口)
口車居留民を列岡のカによつて保護ゼんとする
此のこ黙であつた0
此の提鵠に閲して、英閑の意が那遽に参るか。
之に就て、巴盟の新開ソフールは次の如き槻渦
をなんて居る。「英開は封日将狗干渉に飴カの無
よくせい
い今日、日本を抑制する最良の手段は、列図の
典同動作で参る事針碓侶して、米彿南開を右共
同動作に誘はんとして、努力して居る0」叉−八月
十七日の英同外相及海、陸、窮民各大駐外食合
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モ ち
で「上海の串態の平和的解決確保につき、可能なる一切の稽位を研究すると共に、上海在留英国人の
モうがふ
銀命財売保韻の為必要なる措置を講ずる串に決定した」と云ふ。此の二つの報道を綜合して見れば、
と●−▲ろ
英国の鼻音の在る虞は推察に難くない。併し帝固外務省は八月十四日の英国例の提熊に対して、同十.
九日夜英昭代理大使ドツタ筏に同答し托。其の内容は次の洩りで参る。帥ち「東郷側は益†我ガ港射す
ひん
る不法攻♯の手を強め、在留邦人の生命財産は危険ほ瀬しで居る。故に簡閲政腑は乙れ等居留民の保
せ・†む
博ほ関しては白から重大なる慧じて居る際、乙れが保姓を外国に葬託する事は出水得ない。帝
同政府は租界内に於ける内外人の生命財産の安全を顧念する事に放ては決して列国に劣るものではな
い.故ほ此の見地より東郷正規耳及保安除が、一九三二年の停戦協定囁域外ほ撤退し、一日も速かに
勅翔の中止ゼられん曹切豊し、其の⊥冨現の盛関係列閑の積極的措置を支郷側に加へられん串を希望
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す卦.し・
ニ *一同
光岡は井草蒸此欝公平な見方をして居る戌で、我が日高参革官等の南凍引揚に際しても種々好
曹態度を示し、最鑑報正されて居る中立法通用に就ても飽く宝で惧重な態度を執つて居る0帥ち
申立法の演用は日東開園閑は戦争の宰晶岬める事でありて、・米国としては傾塞ならざるを樽ないの
で為る。中立法を凝動さゼると却て日支南開間の和平解決を困難ならしめるのではないか0又和凝鹿
孟うち おちい
決の出水得た堵各米国の立埠を肘難になすではないか畑若し中立法を連用した場合窮地に隋るのは支
那側ではをいか●ミれは承器輸出焚止で参つて支那は日本より亀に多く武誓将入して居るからで参
る。叉キヤ,シ、さyド、キヤ,イハ望首由船引取)の原則が行はれ、金和上の便宜を輿へず現金取引
のみが許される事になつ池場合、米国船による窪搬が禁止される故、海運が凝達して居り、且現金梯
ひも容易になし得る日本の方が明らかに支那より有利で参る等の種々なる理由によつて、米国は益†
快蒐なる考慮を彿つて居る硬で参る。
次に米固の態度としては九箇開催約、不戦條
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約援用の問題である。米国ハル圃務長官は去る
七月十大持と八月二十三日のこ同に思って黎明
を蔵表して居るが、七月十六日の発明収は此の
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九簡閲條約及不戦條約には触れて居ない。同馨
・明の概略は次の洩りで参る。
せつはくさ−ん
ハル長官は先?「世界各地に教生ゼる切迫緊
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張ゼる事態は一見単に隣磯譜図のみを其の渦
ちゆ一’
中に捲き込むに過ぎないやうで参るが、虜極
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に於て宕は仝世界にとって避け得べからざる関心事である。武力による敵対行為、若くは其の脅威を
伴ふが如き情勢は一切の同家の樺利及利金に重大なる影響を及ぼす。世界何れの地域に於けるを岡は
ずト節大なる敵掛行為の発生にして何等かの形に於て米国の樺益と鼓務に影替しないものは参り得
ない」と彗点るい之を米閑の倖統的外交政発と対照し量ると興味雲発表で誉と思ふ0次い
で付図際問題と岡際情勢に鵬ずる米国の立場に就て十一項よりなる原則に言及して居る。其の中の最
†ゐか・,
蚤要なる粘は次の諸項で参る。(−)国家的及固際的自制 (≡政発遂行の為にする武力行使又は他粥
てうせい CゆんLゆ
に封する内政干渉の回避 (≡)平和的協定による国際間堰の調整 (四)固際協定の忠苦る遵守
(嘗條約の修正は相互扶助及和解の将帥、秩序参る手相にょるべき乙と (六)国際法の復活及弧北
(七)罪備の制限及維持、即ち他国の軍縮或は宰蟻に順應して米囲も共の武力の締少或は椀張をなア
の用忠を材す、此の七新で参る0此の国際法の復活及強壮を高唱すると同時に、條約の修正間掲を捉
唱して居るのは非常に胤理の備つ望昂方で参り、又耳締及軍傭の用意参りとの…彗Pは誠に思ひ切つ
たものと思はれる。此の七月十六日の♯明が米固の今次事擬に対する根本態度で参る0越えて八月二
十三日の発明では之に更に一歩を進め「七月十六日の畢明で明らかにした原則は包潜的且叔本的で参
り、ワシソトン條約、ケワツ〆、プ,アン、バクトを含む多数の條約に盛られた諸原則を包含するもの
で参る」と並べ、又同発明で→七月十大日の発明で明らかにした原則は、太平洋富域に於ても、又他
の如何なる朗に於ても、要するに世界を姐じて適用ぜらるべきもので為るしと述べて居るのは托日ア
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べき動向で参ると恩はれる。此のハル長官の挙明に対する日本の態度としては、第一同の登別に射し、
在米帝国大使々して意思表示をさゼる寄畑止め‡置いた。其の響はr該孝明に官費れて居る笹原則
の目的はそれ姦亜の耕態ほ適用ずるほ常つては、同地方の現貸の特殊な事情を充分ほ認劫し、資締
約に考慮すると云ふ事ほよつてはじめて撞成せられるので参る。」乙れが日本故山肘の信念で参る。此の
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趣旨の下に應酬し陀のである。
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lニ構 逸
切池は▲昨年帝粥との間に防炎協定を締結して、ヲ、・ソテルソの世界赤他工作に射する共同防衛の」堅
き背約を結び、又今岡の事項官初より多大なる好感を帝図に寄ぜて居る邸は周知の革賓で周る。唯狗
鈎は賀郷に対して粕常深く貿易関係を材して居る故、其の粘は考慮に入れて居る山様で参る。
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休閑は俄蘇相互援助傾約の関係もあユて、左翼系の新開論調等は稽古本に不利のと乙ろも為るが、
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休閑政肘としては極めて慎重なる態度を執つて居る。一時天浄彿租界温行楽止開題を廻つて日彿両軍
閃に戚偶の疎隔を水たした事が参つたが、此の問題は直ちに解決された。何俳固は在支樺益に附して
は、英開国標決甚の注意を沸ひ、上海中立北開頓に放ても英固と同域な態度を示して居る。
五 伊太判
伊太利は事痩最初より帝町に射して好曹示し、日布参串官等の薯引揚に際しても種々桝蹴の劉
を執りた.
六 蘇研邦
蘇聯邦の態度に裁て表面に出たものとしては、天津蘇聯邦絶領事館袈撃事件、上海線領事館燈火
きんみつ ていけい
侶故事件等で又裏面工作として倖へられると乙ろでは中国共産蒸と藍衣敢とが緊密なる提携をなして
居ると云ふ詮、中固弗箆蕗骨併用恩凍の南京政府への工作、共産畢の山西、綬速進出訟、ブタヤード
人飛行士の支那察軍参加改、或は飛行機の察輸、極東翠司令官プ,ユツヘル賄宰が外賓の庫倫で中
′ヽhんこく
岡弗鹿瀬甘簡で参る宅揮発と令兄したと云ふ故、又は南京政府に対して長期抵抗を拗音したとかの種
もハト一b−
種なn報道が粛されて居る0と乙ろが果ゼるかな、八月二十九日周民政府外交部は、八月二十首南京
に於て外交部長王瀧讃と在支蘇聯邦大使ボブモXフとの間に署名ゼられた壱邦及中等民国同の不可
ぽつはつ
侵條約なるものを発表し、同時に発明を山印し陀。併し支那は今岡の串襲動態以凍戟岡に勤し皮釆なる
†、・’せん
挑戦行蒋ほ出て居るので参りて、今更蘇聯邦との間に所謂不可侵條約なるものを挿絵し「国際紛寧解
吐いげl†
決の名取革に訴へる革を排擬し、且相互の関係に於て開発速行の手段としての戦零を否隠する革を宣
言し叱るもので為るし云々と栴して居る串は寧ろ笑止の至りである。
ゴミソテルソが帝国を常南の敵として準備を舷めて居る串は、一昨年七月の第七同ゴミシ一アルソ大
せlノちん lす と
曾の明らかに宣言して居る洩りであつてヲ、、ソテルソは之によつて東洋平和を授乳しょうと金岡し
・七居るのであるから、支那側が≡、ソテルソの魔手に躍らゼられて居る串は支那自身の為にも又東洋
lな山r
不和の為にも、最も好空しから瓜と乙ろで参り、我岡は終始此の勅に耽て支那側の反省を促して求托
さ よl一‡lかヽ−にち こく†
ので為る。然るに支那側は終に悪夢より硯めず容共抗日を開是となし、殊に丙安事件以水は完全に亦
やくろ・’ちルーフ
概の串馳中のものとなり、終に今岡の如き條約の締結を見るに至つ陀。乙れは支那の為にとらざると
乙ろであると共に、支那の射身につけ込み、之を赤他の渦中に捲き込まんとする蘇聯邦の態度に射し
<は水沖平和の馬深甚なる敵前を促さゾるを得ない。
苧るに今岡の串嘩は、嘉の金的掛晶勢が完成された纂の展開で雪kそれが澄武力杭
だんこ ▲・フちよ−}
∩の瀧階に達し托もので参る。之に対して帝岡は最早竪丁として支郷を膚懲するより外な小ので参
Lひhh
るハ価しながら帝圃の目標とする朗は決して支那の民衆に在jのではなく、共の民衆を虐げつ、為る支
ぐんはサ はいぢ▲ めいちう
郷のi撃ノ花るので参獲じ支郷耳閥の暴欺を俳険して東鹿を帯び明朗ならtめたる後、帯び日支粥
同氏衆をして相捜携ぜしめると云ふ串が今次串鍵の根本方針で参り、我が息宰の正々堂々たる行動は
正に之を虜香して居るのであるから、列国も徐々に戟が立場を掠解するに至るで参らうと侶アる.